三国志

royaltrampさんの病再発(などという表現が失礼ではないくらい、われわれにとっては持病)がきっかけで上映が始まった人形劇「三国志」。場所はもちろんroyaltramp宅劇場。7/23に第壱回が行われ、第6回まで鑑賞。改めてその面白さに身震い……。なんでしょうかね、この迫力。大筋のストーリーは母体が「三国志」ですからわかっているわけで、そのうえで震わせるのは+αの部分が見事だからでしょう。「人形」とはよくいったもので役者ではないから、人形のそれは演技ではない。曹操なら「曹操そのもの」なんですよね。そういうベースがあった上で語られる場面に説得力がないはずない。

私がまともにこの作品を見ることができたのは14年前の再放送。それまではダイジェスト版のビデオでしか確認できなかった彼らのドラマを、完全に見ることができるとあって必死になって録画した。人形だーなんて思わせないくらいの入魂ぶりにこっちの魂まで吸い取られそうだった。否、吸い取られていた。三国志を好きになったきっかけは横山光輝であり、これが「原点」であることは覆らない。横山光輝で物語の面白さを知った。人形劇で人物の深さを知った。だから比べようもないし「どっちが好きか」なんていうくだらない考えを起こす気にもならない。もちろん、キャラという観点に置き換えたら、「このキャラはこっちのが好き」という話にはなるけれども。


やっぱ面白いなぁ〜……。思わずイラストを描いたくらい勢いに火がつきやすい。
2007年に洛陽へ(正確にはroyaltrampさんにひっついていく)というひとつ目標ができたし。疲れたときには、原点に戻るのが一番いいということでしょうかね。