今日という日こそ

ここ数年、今日が広島に原子力爆弾が投下された、
忌まわしき日だということを忘れそうになる。

あまりにメディアでの露出が減ったように思うからだ。
ネットのニュースや話題の言葉、そういったところにもほとんどみられない。


人は忘れる生き物である。だからこそ、継続的に「思い出す」必要がある。
いま、若い人たちの「戦争」への意識の低さをとわれている。

原爆がもたらした数々の話題こそ、若者が論議すべきなのにそれがなされない。それをするためのきっかけ作りがなかなか目に見えないのは気のせいなのだろうか。

今日、1局でも家族で見られる時間帯に特集を組んだテレビ局があっただろうか。テレビの役割が大きいからこそ、こういう日を特別に扱うべきではないのだろうか。


あと9日がある。この日も、ニュースのひとつとしてだけ、NHKが少々それに関連した番組を放送する、または過去の番組を再放送するだけだったら、日本人は忘れてしまうだろう。


8月6日と8月9日に、なにがあったのか、を。