4日目 2005年8月7日

4日目の最終日にして、ついに「青い空、青い海」を見る

10時。早めにチェックアウトしてレンタカーに乗り込む。私たちと同じくナンパされたレンタカーが数台、ホテル前に並んでまつ。ツアーの担当者(昨日の姐御)がやってきて、ワゴンの後について来くるように指示。
ワゴンを先頭に、数台のレンタカーが本部町のフェリー乗り場に向けてぞろぞろと……。途中、観光名所(なの?)亀島(亀っぽくみえるから)を見るため&休憩をかねて下車。

 (ああ、亀だ。)

写真を見てわかるとり、青い! 空が、海が青いよママン!
さて。渡久地に到着。ここから、フェリーに乗って「水納島」にいく。およそ10分くらいの近い島ですが、そこには理想に近い「沖縄」が……!

 (港についてさっそく激写!)

ツアーガイドさんたちに導かれ、シュノーケリング用のグッズを借りて海に繰り出す……!!

 (ざぶざぶ)

 (浜辺から入ってすぐ底に、もうさんご礁が)

◆沖縄の海理想レベル
人工ビーチ<<<<<<シーウォーク<<<<<<<<<<<<<<<<<<水納島

 (今日の夜、飛行機で帰るんすよね……)

 (小魚がー魚がー)
小魚のいい点。向こうから逃げていく。重要。中くらいの魚のいい点。やっぱり向こうから逃げていく。重要(笑)。
海底には、中くらいの大きさの魚が悠々と泳ぎ、水際も熱帯らしい透き通る海によく似合う、魚の群れが通り過ぎていく。


さんごの塊に足を乗っけるなんて暴挙せず(やってるオロカ者がいたなー。岩と間違えんなよー。しかも危険だぞ……)、真上をすばやく泳ぎ去りながら(笑)透き通る「美ら海」を堪能。シュノーケリングがこんなに楽しいとは思わなかった。
時期のせいらしいが、潮の流れが速く、気がつくと遊泳エリアの端にはられたロープまで一気に流されてしまう。泳ぎ方は自力で学んだけど、海底を(流されずに)泳ぐ魚と同じ方向を向いて泳ぐと、案外楽なことに気がついた。おそらく潮の流れに逆らわないことがポイントなのかなぁと……。


やはり沖縄はいいな。自然の厳しさと背中合わせにある、雄大な時間とおおらかな気持ちよさ……。



……ハッ。
気がつけば15時。フェリーが島を出るのは15時半。ヤバイ。急いでシャワー室へ。つっても適当なついたてがついているだけのシャワー室で、しかもめちゃ混み。しかし、洗わないわけにもいかず、空いた隙をねらってシャワーの下に飛び込む。着替えを置く場所がないので、壁についたフックに引っ掛け、そのまま頭だけでも洗う……。体はとにかく手の届く範囲を洗う! 扉がないけどなりふりかまってはおれん。どうせ女のひとしかいないんだーーとそのまま着替えて、急いでシャワー室を出ると……。


おかんむりの相方が。シャワーも浴びられず、Tシャツをかぶっただけ、ロッカーに預けた荷物を両脇に抱えて「なにのんびりしとんじゃワレ!」という顔の相方が外に……。

「お、おまたせ……」
「フェリーが出ちゃう! もう、あとオレたちだけ! あんた待ち!」
「ええええ!?? そ、そんな時間たってんの!??」


走る。走って船着場へ向かう。あせる。見えてきた。フェリーに乗って待ってる皆さん。私待ちですか、そうですか……。ありがとう……。じゃない、すんません……。そしてなにより「海から出たまんま」の相方。すんません……。


フェリーは水納島を無事(←おい)に出港し、本島へ到着。ツアーのスタッフ(これがまたいかにもウチナーなおにーさん(おじさんというか……同世代っぽかったし))に、港の近くでシャワーを借りれる場所を聞いてみる。親切にあたってみてくれて、そのままツアースタッフとはお別れするのだった。本来、このツアーはパイナップル農場とか見学するらしいのだが、前もって飛行機の時間があることを告げていたので、我々はこの水納島での遊泳のみでお別れすることになっていたのだ。


さー沖縄の海を浴びたまま、相方を飛行機に乗せるわけにはいきません。ところが、スタッフが教えてくれたホテルではシャワーだけの貸し出しをしていないことが判明! さぁ困った!! ……まてよ。私の脳裏に「シャワー・氷・酒」の看板を見た記憶がよみがえる。この本部町方面には、「美ら海水族館」へ行くときに通っているのだ。そのときにそんな看板を見て、「さすが海水浴場の多い場所柄だなぁ〜」なんてボケーっと考えていたのだが、まさかそれを本当に利用することになろうとは!

しかも、そのホテルがいう「この近くになら、シャワーを貸してくれるところがありますよ」との言に、「まさにそれだ!」と記憶の一致を見るのだった。





ほらね。あった。おかげで相方はさっぱり。よかったよかった。さぁ、あとは那覇空港に向けて出発だ。
途中、道の駅である許田に立ち寄って、ふーちゃんぷるーを食べるなど最後の沖縄料理を堪能。さらに、沖縄の食材を買い込んだ。青々として太く、立派なゴーヤー(3本も入って200円代だった……)にポークランチョンミートの缶詰(チューリップを買ったよ。うまかった)。そして、またまた小粒マンゴーを2パック!!(懲りない)

(数日置いたら、最高に甘くなりました。うへへ)


1時間の道のりを経て、まずレンタカーの営業所へ行きインプレッサとのお別れ。ナビのすばらしさを教えてくれてありがとう! 乗り心地もよかったし、やっぱカッコいいよインプレッサ〜〜(好き好きvv)今度も会えたらいいな。

レンタカーの営業所からバスを出してくれるので、それにのって早めの空港入り。20時ごろ搭乗予定のところ18時には空港に到着しました。とりあえず早めの晩飯だー! ということで空港内のファーストフード店へ。ここでも台風の被害を目の当たりに……。というのも、シンガポールで食べた以来久々に見たカーリーポテト(とかいう名前だったと思う……よーするに、クルクル巻き毛みたいなフライドポテト)が、台風の影響で原材料が空輸されず、販売中止になっていたのだ(涙)食べたかったなぁ……。
適当に食べた後、ゲーセンで“初”太鼓の達人にチャレンジ。恥も外聞もなく魔法戦隊マジレンジャー』を叩きまくってすっきり。面白いですね、太鼓の達人……(これが後のタタコン同梱パック購入につながる)。

空港内にある、お土産やさんを物色し、玄関に飾る焼き物のシーサーを買いました。我が家を守ってくださいませ! そして搭乗時間が近づいてくる。搭乗口で待っていると……出た。「機体点検(故障だったか)により、搭乗時間を21時45分に変更します」
……えーと。帰りは……JAL。JALか…………。ええ、念入りに点検よろしくっす。ぐったりしている搭乗予定者たちといっしょに待つこと1時間過ぎ、ようやっと飛行機に搭乗。搭乗してから驚いた。「ち、ちっさ!」ジャンボじゃなくて、小型機でした。そりゃーもう深夜便なんだから当たり前か……。でも、片翼にエンジン1個の機体って初めて乗りましたよ。守ってね、ママン(涙)。


こーやって無事に帰ってきているので、とくに「コレ」ってことはなかったのですが(当たり前だ!)、羽田についてから大慌ての人たちがいた。そう、羽田から電車に乗るつもりだった学生さんなどの人々だ。ハナからタクシーのつもりだった(リッチなのではなく、大田区民なんで……)私たちには頭になかったけど、はっきり言って終電にはまにあわなそーな時間に到着してました。飛行機がついても、荷物を待たなきゃいけないしね。大変だなぁ……あのコたちはどうなったかしらん……などとタクシーの車窓から他人事を適当に考えながら家路についたのでした。


家には、実母が寝て待ってました。というのも、この4日間ハムスターの世話があるので泊まってもらっていたのだ。ありがたやありがたや。軽くお土産話をし、この日は早めの就寝。沖縄はやっぱりいいところでした。心残りを残すくらいがちょうどよいのかもしれません。雨に降られなかっただけ、ぜんぜんマシだったわけで……。


ほんの数時間、沖縄の太陽を4日目の昼にのみ浴びた私たちですが、くっきりきっちり日に焼けました。70という高数値の日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、さすがです!


私たちに、ちゃんと「沖縄に来てくれたね」っていう証を残してくれました。



またいこう。今度は石垣か小浜か。もっとゆったり1週間くらい今度こそ味わいたいものです。相方も、沖縄時間を少し堪能できてとても気にいってくれたみたいだし。本格的に味わうと、帰れなくなるぞ……(笑) それもまた、ヨシかな!?